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イタリア紀行2008(2008年9月6日-10日)

本編

今回は、9月6日から10日(3泊5日)の予定で、ミラノ、パヴィアに行き2つの病院で手術参加の予定でしたが、ニグアルダ病院での手術がキャンセルになり、パヴィア大学での手術のみなりました。
パヴィア大学病院では8時から医師や看護師などのスタッフが集まってカンファレンスがありました。

手術が終わった症例、その日の手術予定症例が供覧されます。イタリア語ですので、ときどきベナッゾ教授が英語で説明してくれましたが、医学専門用語はイタリア語でも何となくわかります。

わたしが来るということで3件の人工股関節置換術が予定されました(初回:1件、再置換術:2件)。ベナッゾ教授が行うのはインプラントを入れるまでで、閉創は助手が行うので13時には終了しました(その後ベナッゾは脊椎手術を行った)。通常の人工股関節置換術はMISを行わず15cmの術創で行われましたので、手術助手にも術野がよくみえます。

整形外科医は手術のときに鑿を使用するのですが、イタリア人患者は骨が固く大きいせいかベナッゾの鑿さばきに力を感じます。イタリアの偉大な芸術家ミケランジェロ(1475−1564)は、硬い大理石を鑿で削ってダビデ像やピエタを生みだしたわけですから、この鑿使いは伝統でしょう。とするならば、日本の整形外科医は柔らかい木で造像した運慶(?−1224)、快慶(?−?)のDNAを受け継いでいます。再置換では、昨年もそうでしたが、日本では使うことができない同種骨のシートや顆粒を使えるのが羨ましく思いました。

翌日はニグアルダ病院に行きましたが、手術は患者の全身状態不良のためキャンセルになりましたのでリナルディ医師のレクチャーだけになりました。

救急ヘリ対応の病院だけあって外傷後の変形性股関節症の治療経験が多く、わたしが経験していないことも行っていましたので手術キャンセルが残念でした。


補足

日曜日の夜にパヴィアに到着、ベナッゾの自宅に招かれました。

古い都市パヴィアの中心部に彼のフラットがあり、窓から教会がみえます。パヴィアはミラノから車で30分、13世紀ごろからの建物群が残っている街で日本人観光客が訪れることは稀です(ガイドブックにも情報が掲載されていない)。夕食は彼のお気に入りのレストランでこだわりのシェフが作る品々はパヴィアの伝統料理でした。

その日の昼食に、わたしはミラノ名物のカツレツ(仔牛のカツ)を食べ、お腹がいっぱいだったのですが、せっかく招待されましたので頑張りました。前菜を食べた後、ミートソース・スパゲティが出ました。

香辛料が効いているなと思ったらウサギの肉とのこと。ピョンピョン跳ねている姿が浮かび、ウッときましたが必死にこらえました。次の料理はウズラ、意外とさっぱりしていましたが限界でした。その次の羊肉でギブアップしました。北海道名物ジンギスカンのタレにつけたらいけたかもしれません。
翌日の昼食には口直しに牛肉のミートソース・スパゲティ(ボロネーゼ)を食べました。

やはりこちらの味のほうが上でした。

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